クルド人
クルド人
クルド人とはトルコ、イラン、イラクなどにまたがった山岳地帯に居住し、ペルシャ語系のクルド語を母語とする民族。
その居住地は中世から近世にかけて広大な版図を保ったオスマン帝国の領内にあったが、第一次世界大戦でオスマン帝国が敗れ、トルコ・イラク・イラン・シリア・アルメニアなどに分断された。
現在もクルド人は民族の独立を願って、武装、非武装の様々な組織活動があり、民族そのものはイラクの総人口を上回る規模（クルド人人口は２５００万から３０００万に上るとの推計）とも言われる。
だが、相互の対抗関係から民族運動としての団結には乏しい。
トルコ、イラン、イラクの各政府は、国内のクルド人勢力を抑えながら、互いに隣国のクルド人組織を支援し、支援を受けたクルド人組織が、政府間の和解により孤立していく事例も多い。
このような地域の覇権争いや情勢の変化に翻弄され続けたことも、組織間の対立を深めていると言えるだろう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%8C
http://www.jiia.or.jp/report/keyword/key_0303_matsumoto.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%89%E4%BA%BA
